10月19日のキミコラジオ第2回目は、
ウエディングサロンから、
実際のご質問も多い「結婚式の時のご両親の衣装」をテーマにしてみました。
結婚式に両親としての立場で出席するというのは、人生でたくさんあることではないし、普段あまりないことなので「よくわからない」というお客さまも多い「格」を考えた衣裳の選び方。
選び間違ってしまうと、恥をかいてしまったりもしてしまう可能性がある、特別なお出かけの日の衣装選び。
だからこそ、実際にお客様に、衣裳をお貸出ししたり、着付をしたりする私たちが、お客様に安心して衣裳を着て頂くために知っておきたい大切なことのひとつが、衣装の格やマナー。
まだまだ、足りないところがあるかもしれません。
ですが、数あるサロンの中から、私たちのサロンを選んでくださったお客様に、いい技術はもちろん、
お客様に恥をかかせたり、
お客様を不安にさせないこと
そんなところまですべて含めた「トータルの安心感」で
信頼されるサロンに、と常に思いながら、学びながら、仕事をしています。
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衣裳にはそれぞれ、格があります。
衣裳の「格」とは、TPOに合わせた衣装のレベルのこと。
フォーマルな席での、ファッションマナーのルールとして
時間と場所と場合に合わせて、男女とも、着る衣裳には
「正礼装」「準礼装」「略礼装」の3つの格(レベル)があり
着たいから着る、ということではない、衣装選びの知識が必要になります。
今の時代、結婚式の時に「格を厳格に意識する」という家庭は多くはないのかもしれませんし、
そんなこと堅苦しいことはしたくない、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが
結婚式は基本的に、ただの宴会ではなく、フォーマルな席、であることや、
それこそ日本中から、年齢や立場が違う方、など、幅広いお客様をご招待してお迎えする、特別な会でもありますので
お迎えするお客様に対しても、失礼にならないように、
ゲストをお迎えする立場の、新郎新婦はもちろん、両家ご両親の衣装についても
「立場に合わせた衣裳の格を考えること」や「両家の衣装の格をそろえる」というのはやはり、結婚式の中で、意識するべき大切なことのひとつです。
また、より身近な、結婚式、という機会に、ドレスコードや衣裳の格を学ぶことは、人生において、とても大切な機会だと思います。
両家の格を合わせるとは、お父さまの衣装が「正礼装」なら、お母様も「正礼装」にして、それを、ご両家で揃えること。ご両家の両親の衣装の格を同じにする、ということ。
両家の格がそろっていない場合、や、「格」を理解せずに衣裳を選んでしまっている場合、フォーマルのマナーを知っている方から見たら、格が揃っていないことは一目瞭然。
マナー違反となったり、その衣装を選んで着てしまった方が、恥をかいてしまうこともありますので、不安な場合は、ご相談くださいね。